アルコールで体は大ダメージ!「酒好き」と「アルコール依存症」は何が違う?

雑談

今日も雑談の部屋へようこそ!

「いや~、酒が好きなんですよ」

毎晩の晩酌。

仕事が終わったらビール。

風呂上がりに缶チューハイ。

週末はちょっと多めに。

昔なら、

「酒飲みだねえ!」

なんて笑って済ませていた話かもしれません。

さらに飲む人には、

「アル中なんじゃないの?」

なんて言葉もありました。

でも、この「アル中」。

現在は医学的には、

アルコール依存症

あるいは、より広い概念として、

アルコール使用障害

などと呼ばれます。

そして大事なのは、

単なる「酒好き」とアルコール依存症は違う

ということ。

では、

毎日飲んだら依存症?

ビール1本なら大丈夫?

仕事へ行っていればセーフ?

休肝日があれば大丈夫?

いったいどこからが、

「依存」

なのでしょう。

今回はちょっと真面目に、

アルコールが体に与えるダメージ。

アルコール依存症とは何なのか。

どうやって判定されるのか。

どんな症状が出るのか。

そして、

「自分は酒に強いから大丈夫」は本当なのか?

アルコールについて雑談してみましょう。

  1. そもそもアルコールには「依存性」がある
  2. 「酒に強くなった!」は喜んでいいことなのか?
  3. 依存はどうやって進んでいく?
  4. アルコール依存症は「毎日飲む人」という意味ではない
  5. アルコール依存症はどうやって診断される?
  6. AUDITというチェックもある
  7. 「仕事に行ってるから依存症じゃない」は間違い
  8. アルコールが切れるとどうなる?
  9. 重い離脱症状は笑い話ではない
  10. アルコールは肝臓だけを壊すわけではない
  11. 肝臓へのダメージ
  12. 脳にも影響する
  13. 心臓・血管にも影響
  14. すい臓にもダメージ
  15. 胃や腸にも
  16. がんとの関係もある
  17. メンタルにも影響する
  18. 「寝酒」は睡眠薬ではありません
  19. 家族や仕事にもダメージが広がる
  20. 「俺はいつでもやめられる」が危険な理由
  21. 「アル中」という言葉について
  22. では何杯から危険なの?
  23. こんな変化があったら一度考えてみる
  24. 「自分で気づきにくい」のも依存症の難しいところ
  25. 依存症になったら治らないの?
  26. 離脱症状がある人は自己流で急にやめない
  27. 2026年の日本でも決して珍しい問題ではない
  28. 「酒が強い」は自慢になるのか?
  29. お酒は「好き」から「必要」に変わると怖い
  30. 肝臓は黙っている。でも体はずっと影響を受けている
  31. 昔の「アル中」のイメージを捨てたほうがいい
  32. 「アルコールで大ダメージ」は大げさではなかった

そもそもアルコールには「依存性」がある

まず大前提です。

アルコールは、

単なる飲み物の成分ではありません。

依存性を持つ物質です。

長期間にわたって習慣的に飲酒していると、

脳や体がアルコールのある状態に慣れていくことがあります。

最初は、

「今日は飲みたいな」

だったものが、

やがて、

「飲まないと落ち着かない」

になり、

さらに進むと、

「飲まないとつらい」

という状態になることがあります。

ここが怖いところです。

「酒に強くなった!」は喜んでいいことなのか?

若いころはビール2杯で酔っていた。

でも毎日飲んでいたら、

3杯。

4杯。

5杯。

飲めるようになった。

そこで、

「俺も酒に強くなったなあ!」

なんて喜んでしまう。

でも、これは場合によっては注意が必要です。

同じ量のアルコールを飲んでも以前ほど酔わなくなることを、

耐性

といいます。

以前と同じ酔いを得るために、

飲む量が増えていく。

一杯だったのが二杯。

二杯だったのが三杯。

気がつけば、

毎晩かなりの量を飲んでいる。

「酒に強くなった」は、

必ずしも、

体が健康になったという意味ではありません。

依存はどうやって進んでいく?

典型的には、

まず飲酒が習慣になります。

そして、

耐性

ができる。

↓

以前より量が増える。

↓

「飲みたい」という欲求

が強くなる。

↓

酒がないと落ち着かない。

↓

飲まないと体調が悪くなる。

↓

その不快感を消すため、

また飲む。

この悪循環です。

厚生労働省も、

耐性。

精神依存。

身体依存。

という流れを説明しています。

ここまで来ると、

「意思が弱いからやめられない」

という単純な話ではありません。

脳や体がアルコールへ適応してしまっているのです。

アルコール依存症は「毎日飲む人」という意味ではない

ここは誤解されやすいところです。

毎日飲む=即アルコール依存症

ではありません。

逆に、

毎日飲んでいない=絶対に依存症ではない

とも限りません。

重要なのは、

量だけではなく、

飲酒を自分でコントロールできているか。

例えば、

「今日は一杯だけ」

と言ったのに、

気づけば5杯。

「今週は飲まない」

と決めたのに、

夕方になると買いに行く。

健康診断で肝臓を指摘されても、

やめられない。

家族から、

「飲みすぎだよ」

と言われても飲む。

仕事に影響が出ても飲む。

つまり問題は、

「飲む・飲まないを自分で選べなくなっている」

ことなんです。

アルコール依存症はどうやって診断される?

では病院では、

「あなたは毎日ビール3本だから依存症です!」

と量だけで決めるのでしょうか?

そうではありません。

国際的な診断基準などをもとに、

飲酒行動や症状を総合的に判断します。

WHOの国際疾病分類ICD-11では、大きく見ると次の3つがポイントになります。

1.飲酒のコントロールが難しい

飲み始める時間。

飲み終わる時間。

飲む頻度。

飲む量。

飲む状況。

これらを自分でコントロールできなくなっている。

2.生活の中心がお酒になる

家族。

仕事。

趣味。

健康。

そうしたものより、

飲酒を優先するようになる。

悪い結果が出ているのに、

それでも飲み続ける。

3.体がアルコールに適応している

以前より大量に飲まないと効かない「耐性」ができたり、

酒をやめたり減らしたりすると、

離脱症状

が出たりする。

ICD-11では、こうした3領域のうち2つ以上が認められることなどがアルコール依存の重要な診断基準になります。

通常は一定期間続いていることを見ますが、ほぼ毎日の飲酒が3か月以上続いている場合などには、より短い期間でも診断されることがあります。

もちろん、

自己診断だけで「自分は依存症だ・違う」と決めるものではありません。

実際の診断は医師が行います。

AUDITというチェックもある

医療機関や健診などでは、

AUDIT(オーディット)

という質問票が使われることがあります。

WHOが開発した、

アルコール使用障害を見つけるためのスクリーニングテストです。

飲酒頻度。

一回の飲酒量。

大量に飲む頻度。

飲み始めたら止められなかったこと。

飲酒によってやるべきことができなかったこと。

朝から飲みたくなったこと。

飲酒後に後悔したこと。

記憶が飛んだこと。

けが。

周囲から飲酒を心配されたこと。

などを質問します。

ただしAUDITは、

病名を自動的に決定する機械ではありません。

「飲酒に問題がある可能性」を見つけるための道具です。

最終的な診断は、

医師による診察が必要です。

「仕事に行ってるから依存症じゃない」は間違い

これもよくある誤解です。

朝起きる。

会社へ行く。

ちゃんと働く。

給料ももらう。

家にも帰る。

だから、

「俺はアル中じゃない!」

と言う。

しかし、

仕事ができていることだけでは依存症を否定できません。

まだ大きな社会生活上の破綻が表面化していない段階でも、

飲酒のコントロール障害などが進んでいることがあります。

いわゆる、

「普通に生活しているように見えるから大丈夫」

とは限らないわけです。

アルコールが切れるとどうなる?

依存が進み、

身体依存が形成されると、

アルコールが抜けたときに、

離脱症状

が現れることがあります。

代表的なのは、

手の震え。

大量の汗。

不眠。

イライラ。

不安。

吐き気。

頭痛。

下痢。

動悸。

血圧上昇。

など。

そして本人は気づきます。

「酒を飲むと楽になる」

と。

だから、

朝から一杯。

手の震えが止まる。

気分が落ち着く。

これが非常に危険なサインです。

「酒が好きだから飲む」

から、

「酒を飲まないとつらいから飲む」

へ変わっているからです。

重い離脱症状は笑い話ではない

さらに依存が重くなると、

離脱時に、

幻覚。

けいれん。

意識の混乱。

などが起こる場合があります。

重症のアルコール離脱は、

命に関わることがあります。

だから長期間大量に飲み続けていて離脱症状がある人が、

「今日から根性で一滴も飲まない!」

と自己流で突然断酒するのも危険な場合があります。

こういうケースでは、

医療機関へ相談しながら進める必要があります。

アルコールは肝臓だけを壊すわけではない

「酒の飲みすぎ=肝臓」

というイメージがあります。

もちろん肝臓は大きなダメージを受けます。

しかしアルコールの影響は、

全身です。

ここが重要です。

肝臓へのダメージ

まず有名なのが、

アルコール関連肝疾患。

大量飲酒を続けることで、

脂肪肝。

アルコール関連肝炎。

肝線維化。

肝硬変。

などへ進むことがあります。

怖いのは、

肝臓はかなり悪くなるまで自覚症状が乏しい場合がある

こと。

本人は、

「俺は元気だから大丈夫!」

と言っている。

でも健康診断では、

γ-GTP。

AST。

ALT。

などに異常。

さらに進むと、

黄疸。

腹水。

むくみ。

食欲低下。

倦怠感。

などが現れることがあります。

脳にも影響する

アルコールは、

脳に作用する物質

です。

酔うということ自体、

脳の働きがアルコールによって変化しているということ。

長期間の大量飲酒では、

記憶。

判断力。

注意力。

感情のコントロール。

などに問題が起こることがあります。

さらに、

栄養不足、とくにビタミンB1不足などが重なることで、

重い神経障害や記憶障害につながることもあります。

心臓・血管にも影響

大量飲酒は、

高血圧。

不整脈。

心筋症。

脳卒中。

などのリスクにも関係します。

昔は、

「少しくらい酒を飲んだほうが心臓にいい」

なんて話もよく聞きました。

でも現在は、

健康のためにわざわざ飲酒を始めることは推奨されません。

お酒には様々な健康リスクがあります。

すい臓にもダメージ

飲酒との関係で忘れてはいけないのが、

すい臓。

大量飲酒は、

急性膵炎や慢性膵炎の原因の一つになります。

膵炎の痛みはかなり強烈です。

みぞおちから背中にかけて、

猛烈に痛むこともあります。

「肝臓の数値だけ大丈夫なら酒を飲んでも平気」

ではないんですね。

胃や腸にも

アルコールは消化管にも刺激を与えます。

胃炎。

食道炎。

下痢。

栄養吸収への影響。

さらに大量飲酒を続けると、

食事より酒が優先され、

栄養不足

になる人もいます。

カロリーは摂っている。

でも栄養は足りない。

お腹は出ている。

なのに、

体は栄養失調。

そんなことまで起こります。

がんとの関係もある

ここはぜひ知っておきたいところです。

飲酒は、

口腔。

咽頭。

喉頭。

食道。

肝臓。

大腸。

乳房など、

複数のがんのリスクと関連しています。

「酒に強いから、たくさん飲んでも健康被害がない」

ということではありません。

酔いにくいことと、

体へのダメージがないことは別問題です。

むしろ飲める人ほど大量飲酒になりやすいので注意が必要です。

メンタルにも影響する

アルコールは、

「嫌なことを忘れる」

「気分を楽にする」

ために飲まれることがあります。

確かに一時的には、

不安が軽くなったように感じたり、

気分が高揚したりします。

しかし長期的な大量飲酒は、

不安。

抑うつ。

睡眠障害。

などの精神的問題と複雑に絡み合うことがあります。

嫌なことがある。

↓

酒を飲む。

↓

一時的に楽になる。

↓

眠りが悪くなる。

↓

翌日つらい。

↓

また酒を飲む。

このループに入ると、

なかなか抜け出せません。

「寝酒」は睡眠薬ではありません

眠れないから、

一杯。

これもよくあります。

飲むと確かに、

寝つきが良くなることがあります。

ところがアルコールは、

睡眠の質を悪化させることがあります。

夜中に目が覚める。

眠りが浅くなる。

トイレに起きる。

いびきや睡眠時の呼吸の問題が悪化する。

すると、

「最近酒を飲んでも眠れない」

となる。

量を増やす。

これも依存への入口になることがあります。

家族や仕事にもダメージが広がる

依存症が怖いのは、

本人の体だけでは済まないことです。

遅刻。

欠勤。

仕事上のミス。

飲酒運転。

お金の問題。

夫婦喧嘩。

家族への暴言。

約束を破る。

飲酒量を隠す。

空き缶や酒瓶を隠す。

「飲んでない」と嘘をつく。

アルコールが、

人生の優先順位を乗っ取っていく。

これが依存症の大きな特徴です。

「俺はいつでもやめられる」が危険な理由

依存症について、

よくある言葉があります。

「やめようと思えばいつでもやめられるよ。」

では、

一週間やめてみる。

ところが、

今日だけ。

一杯だけ。

仕事で嫌なことがあったから。

付き合いだから。

眠れないから。

理由をつけて飲んでしまう。

本人は、

「飲みたいから飲んだだけ」

と思っています。

でも実際には、

飲まないという選択が難しくなっている。

これが依存の怖さです。

「アル中」という言葉について

昔は、

「アル中」

という言葉を普通に使いました。

これは、

アルコール中毒

を略した俗称です。

でも現在、

医学的には「アルコール依存症」や「アルコール使用障害」などと表現します。

「中毒」というと、

毒を一度大量に摂取した、

急性アルコール中毒

とも混同しやすい。

さらに「アル中」という言葉には、

本人を責めたり、

だらしない人と決めつけたりするニュアンスもあります。

依存症は、

治療や支援が必要な病気。

ここは昔とは考え方が変わってきています。

では何杯から危険なの?

これが一番知りたいところでしょう。

でも、

「ビール○本を超えたら依存症」

という線引きはありません。

体格。

性別。

年齢。

体質。

飲み方。

持病。

薬。

さまざまな条件でリスクは変わります。

さらに、

「依存症かどうか」と、

「健康へのリスクが高い飲酒量かどうか」

も別問題です。

依存症ではなくても、

飲酒によって肝臓や血圧などへ悪影響が出ている人はいます。

逆に、

「依存症じゃないから好きなだけ飲んでいい」

とはなりません。

こんな変化があったら一度考えてみる

以前より酒量が増えた。

休肝日を作れなくなった。

一杯だけのつもりが止まらない。

昼間から飲みたくなる。

隠れて飲む。

酒がないと不安。

健康診断で問題を指摘されても飲む。

家族に注意されても飲む。

仕事へ影響が出ても飲む。

飲まないと手が震える。

酒を飲むと震えが止まる。

朝から迎え酒をする。

記憶をなくすことが増えた。

こうしたものが重なってきたら、

「単なる酒好き」で片付けないほうがいい。

専門家へ相談する価値があります。

「自分で気づきにくい」のも依存症の難しいところ

依存症の難しさの一つは、

本人自身が、

「自分は大丈夫」

と思いやすいことです。

もっと飲む人を探して、

「あいつより少ない」

仕事へ行って、

「ちゃんと働いている」

健康診断を見て、

「去年よりマシ」

酒をやめたくない脳は、

いろいろな理由を見つけます。

だから、

家族。

友人。

医師。

職場。

などから、

「最近飲み方がおかしくない?」

と言われるようになったら、

一度立ち止まって考える価値があります。

依存症になったら治らないの?

そんなことはありません。

回復は可能です。

医療機関では、

飲酒状況。

身体状態。

精神状態。

生活環境。

などを確認し、

その人に合った治療を考えます。

断酒を目標にする場合もあれば、

状態によっては専門家の管理のもとで減酒から取り組む場合もあります。

薬物療法。

心理社会的治療。

自助グループ。

家族への支援。

さまざまな方法があります。

大切なのは、

一人で根性勝負にしないこと。

依存症は、

意思の強さを競う病気ではありません。

離脱症状がある人は自己流で急にやめない

これはもう一度書いておきます。

毎日大量に飲んでいる。

朝から飲む。

飲まないと手が震える。

汗が出る。

不安になる。

眠れない。

以前に酒をやめた際、

幻覚やけいれんが起きた。

こういう場合は、

突然一人で断酒するのは危険なことがあります。

医療機関へ相談してください。

重い離脱症状は、

救急治療が必要になることもあります。

2026年の日本でも決して珍しい問題ではない

厚生労働省が公表している令和6年度調査の推計では、

生涯でアルコール依存症が疑われる人は、

約64万人。

さらにAUDITというスクリーニングで、

アルコール使用障害が疑われる高得点群は、

約304万人

と推計されています。

もちろん、

この数字すべてが医師からアルコール依存症と診断された人という意味ではありません。

それでも、

決して珍しい病気ではないことは分かります。

「酒が強い」は自慢になるのか?

昔は、

「酒が強い!」

と言えば、

ちょっと格好いい感じがありました。

飲み会で最後まで残っている。

一升飲める。

焼酎をボトルで空ける。

翌朝普通に仕事へ行く。

「さすがだね!」

なんて言われる。

でも健康という視点で見ると、

ちょっと違います。

酒に強くて酔いにくい。

↓

たくさん飲める。

↓

飲酒量が増える。

↓

長期間続く。

↓

体へのダメージが積み重なる。

つまり、

飲めるから安全なのではない。

厚生労働省も、

「お酒が強い人ほど要注意」

と注意喚起しています。

これはなかなか印象的な言葉です。

お酒は「好き」から「必要」に変わると怖い

個人的には、

アルコール依存症を理解するうえで、

この違いが分かりやすいと思います。

「酒が好きだから飲む」

と、

「酒がないと困るから飲む」

は違う。

今日は飲まない。

そう自分で決めて、

普通に過ごせる。

これなら選択肢があります。

でも、

飲まないと落ち着かない。

飲まないと眠れない。

飲まないと手が震える。

嫌なことがあると必ず酒。

嬉しいことがあっても酒。

何もなくても酒。

気がつけば、

生活のあらゆる場面に、

酒が必要になっている。

ここまで来ると、

お酒を飲んでいるというより、

お酒に飲まれている

のかもしれません。

肝臓は黙っている。でも体はずっと影響を受けている

アルコールの怖いところは、

昨日飲んだから今日突然すべて壊れる、

というものだけではないことです。

毎日少しずつ。

何年も。

何十年も。

その積み重ねで、

肝臓。

脳。

心臓。

血管。

すい臓。

胃腸。

神経。

そして心や生活。

いろいろな場所へ影響が出る可能性があります。

しかも、

症状が出てから気づくとは限りません。

健康診断で初めて、

「あれ?」

となることもあります。

昔の「アル中」のイメージを捨てたほうがいい

アルコール依存症と聞くと、

朝から公園でワンカップ。

仕事を失っている。

家族もいない。

いつも酔っぱらっている。

そんな極端な人物像を想像する人もいるかもしれません。

でも、

それだけではありません。

普通に働いている。

家庭もある。

毎日会社へ行く。

見た目も普通。

でも、

酒だけは自分でコントロールできない。

そんな段階から問題は始まっています。

だから、

「自分はあんな人とは違う」

ではなく、

自分の飲み方を自分で選べているか

を見るほうが大切なのでしょう。

「アルコールで大ダメージ」は大げさではなかった

というわけで、

アルコール依存症。

単なる、

「酒をたくさん飲む人」

という病気ではありません。

飲酒をコントロールする力が失われ、

お酒が生活の中心になり、

さらに耐性や離脱症状などが現れる。

そして影響は、

肝臓だけではありません。

脳。

心臓。

血管。

すい臓。

胃腸。

精神状態。

仕事。

お金。

家族。

人間関係。

本当に、

人生全体へ広がる可能性があります。

だからこそ、

「意志が弱い!」

「だらしない!」

で片付けてはいけない。

病気として、

早めに気づいて、

相談し、

治療する。

これが大切です。

そして、

「最近ちょっと飲みすぎかな?」

と思える段階なら、

それは自分の飲酒を見直すいいタイミングなのかもしれません。

お酒を楽しんでいるのか。

それとも、

お酒がないと楽しめなくなっているのか。

似ているようで、

この二つはずいぶん違います。

昔は、

「酒は百薬の長!」

なんて言いながら飲んだものですが、

「薬だからもっと飲もう!」

とはならないわけで(笑)。

何事も、

量と付き合い方です。

そして依存が疑われる状態なら、

根性論ではなく、

専門家の力を借りる。

それが一番です。

アルコール。

楽しい顔も持っていますが、

依存性と全身への健康リスクを持つ物質でもある。

知っておくだけでも、

お酒との付き合い方は少し変わるのではないでしょうか。

ありがとう、また別の記事で。

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