インスタントコーヒーは誰が発明した?実は日本人も関係していた!知られざるコーヒーの歴史

雑談

今日も雑談の部屋へようこそ!

朝起きて、コーヒーを一杯。

仕事の合間に、コーヒーを一杯。

食後にも、コーヒーを一杯。

コーヒーって、なんだか落ち着きますよね。

最近はコンビニでも美味しいコーヒーが飲めますし、自宅で豆を挽いて楽しむ人も増えました。

でも、やっぱり便利なのが、

インスタントコーヒー!

カップに粉を入れて、お湯を注ぐだけ。

たったこれだけでコーヒーが飲める。

当たり前のように使っていますが、考えてみればすごい発明です。

コーヒー豆を挽かなくていい。

フィルターもいらない。

後片付けも簡単。

いったい誰がこんな便利なものを考えたのでしょう?

実はその歴史を調べてみると、

日本人が発明したという話があったり、世界恐慌が関係していたり、戦争中の兵士たちに重宝されたり。

なかなか面白いんです。

というわけで今回は、インスタントコーヒーの歴史について雑談してみましょう!

そもそもインスタントコーヒーって何?

インスタントコーヒーは、簡単に言えば、

一度抽出したコーヒーを乾燥させたもの。

コーヒー豆を焙煎して、挽いて、お湯などでコーヒー液を抽出します。

そのコーヒー液から水分を取り除いて、粉末や顆粒にしたものがインスタントコーヒーです。

つまり、

コーヒーを作る。

↓

水分を取り除く。

↓

粉末にする。

↓

飲むときに再びお湯で溶かす。

という仕組みです。

なんだか不思議ですよね。

一度コーヒーにしたものを、また粉に戻しているようなものです。

もちろん実際には、水分を除去するための技術が必要になります。

でも、この発想を最初に思いついた人はすごい。

「コーヒーを乾燥させて保存しておけば、いつでも飲めるんじゃない?」

便利なものって、案外こういう発想から生まれるのかもしれません。

インスタントコーヒーを発明したのは日本人?

ここで、ちょっと驚く話があります。

インスタントコーヒーの発明者として、長い間名前が挙げられてきた人物。

それが、

加藤サトリ。

アメリカのシカゴで活動していた日本人化学者です。

1899年頃、コーヒー液を濃縮して粉末にする技術を開発したとされています。

そして1901年。

アメリカのニューヨーク州バッファローで開催された、

パン・アメリカン博覧会

で、水に溶けるコーヒーを紹介しました。

さらに1903年にはアメリカで特許を取得しています。

つまり、日本人がインスタントコーヒーの実用化に大きく関わっていたんです。

日本人って、こういう細かい技術を工夫するのが得意なんでしょうかね(笑)。

ところが!もっと早く発明していた人がいた

ここから話が面白くなります。

長い間、加藤サトリが発明者として紹介されてきました。

ところが、その後の調査で、もっと早い時期の記録が見つかります。

ニュージーランドの、

デイビッド・ストラング。

この人物が1890年頃に、インスタントコーヒーに関する特許を取得していたことが分かっています。

商品名は、

「ストラングス・コーヒー」

と呼ばれるものでした。

つまり、

「世界で最初にインスタントコーヒーを発明したのは誰?」

という質問は、実は少し難しいんです。

初期の試みは複数あり、何をもって発明とするかによって答えが変わります。

ただし、加藤サトリがアメリカでのインスタントコーヒーの発展に貢献したことは確かです。

発明の歴史って、後から新しい資料が見つかると変わることがあるんですね。

あのジョージ・ワシントンもコーヒーに関係していた?

さらに、インスタントコーヒーの歴史には、

ジョージ・ワシントン

という人物が登場します。

「えっ!アメリカ初代大統領?」

と思いますよね。

違います(笑)。

同姓同名の別人です。

こちらはベルギー生まれのアメリカ人実業家で、ジョージ・コンスタント・ルイス・ワシントンという人物。

20世紀初頭にインスタントコーヒーの製造・販売を手がけました。

1910年頃には、

G. Washington’s Coffee

という商品を販売しています。

このコーヒーは、特に第一次世界大戦の時代に注目されることになります。

なぜか?

それは、

戦場でも簡単にコーヒーが飲めたから。

戦争がインスタントコーヒーを広めた?

第一次世界大戦では、多くの兵士たちが過酷な環境で生活していました。

塹壕の中。

寒い夜。

十分な設備もない場所。

そんな状況で、ゆっくり豆を挽いてコーヒーを淹れるなんて難しいですよね。

ところがインスタントコーヒーなら、

お湯と粉があれば飲める。

保存もしやすい。

持ち運びも便利。

兵士たちにとって、温かいコーヒーは貴重な楽しみだったことでしょう。

インスタントコーヒーは、軍用の食料品としても利用されるようになります。

便利な食品の普及には、戦争が関係していることが少なくありません。

缶詰もそうですし、保存食の技術もそう。

インスタントコーヒーも、その一つだったんですね。

1938年、あの「ネスカフェ」が誕生!

そして、インスタントコーヒーの歴史で大きな転換点となるのが、

1938年。

スイスのネスレが、

「ネスカフェ」

を発売します。

現在でも世界中で知られている、あのネスカフェです。

でも、どうしてスイスの食品会社がインスタントコーヒーを開発したのでしょう?

実は、その背景には、

ブラジルのコーヒー豆が余っていた!

という事情があったんです。

世界恐慌とコーヒー豆の大量在庫

1929年。

アメリカで株価が大暴落し、世界恐慌が始まります。

世界経済は大混乱。

コーヒーの価格も大きく下落しました。

特に大きな影響を受けたのが、

ブラジル。

ブラジルは世界有数のコーヒー生産国です。

大量のコーヒー豆があるのに、思うように売れない。

在庫が積み上がってしまう。

そこで、

「この大量のコーヒー豆を、長期保存できる商品にできないだろうか?」

という話になります。

そしてネスレに、コーヒーを保存しやすい形にする技術開発の依頼が持ち込まれました。

これがネスカフェ誕生の大きなきっかけです。

つまり、

世界恐慌が、インスタントコーヒーの進化を後押しした。

なんとも意外な話です。

ネスカフェの開発には約9年かかった!

ネスレが研究を始めたのは1929年。

そして商品化されたのが1938年。

なんと、

約9年!

中心となった研究者は、

マックス・モーゲンターラー博士。

課題は、コーヒーの味と香りをできるだけ残しながら、保存しやすい粉末にすることでした。

コーヒーは香りが大切。

ただ乾燥させればいいというものではありません。

味が悪くなったり、香りが飛んでしまったりする。

そこで研究を重ね、商品化に成功したわけです。

今ならカップにサッと入れて飲めるコーヒー。

その裏には、長い研究の歴史があったんですね。

第二次世界大戦でも活躍したインスタントコーヒー

1939年に第二次世界大戦が始まります。

インスタントコーヒーは、ここでも軍用食品として重宝されました。

特にアメリカ軍では、兵士向けの食料にコーヒーが組み込まれました。

戦場で温かい飲み物が飲める。

眠気覚ましにもなる。

何より、ちょっとした気分転換になる。

コーヒーは単なる飲み物ではなく、兵士たちの生活を支える存在でもあったのでしょう。

戦争が終わると、インスタントコーヒーを知った人たちが家庭でも飲むようになります。

こうして一般家庭への普及が進んでいったんです。

日本でインスタントコーヒーが広まったのはいつ?

では、日本ではどうだったのでしょう。

日本にも戦前からインスタントコーヒーは輸入されていましたが、一般家庭で広く飲まれるようになったのは戦後です。

1950年頃にはネスカフェが日本に輸入されました。

ただし、当初は占領軍などを通じて飲まれる貴重品でした。

そして、

1960年。

ネスレが日本でネスカフェの本格販売を開始します。

ちょうど昭和35年です。

高度経済成長期ですね。

テレビ。

冷蔵庫。

洗濯機。

家電製品が家庭に広がり、日本人の生活が大きく変わっていった時代です。

そんな中、インスタントコーヒーも家庭へ入ってきました。

昭和の家庭ではコーヒーがちょっとおしゃれだった

昭和30年代から40年代。

家庭でコーヒーを飲むことは、今より少し特別なことだったのではないでしょうか。

それまでは喫茶店で飲むイメージが強かったコーヒー。

それが自宅で簡単に飲めるようになった。

しかも瓶に入ったインスタントコーヒー。

食器棚に置いてあるだけで、なんだかおしゃれ(笑)。

お客様が来たら、

「コーヒーでもいかがですか?」

なんて言いながら、瓶を取り出す。

砂糖を入れる。

クリープなどの粉末クリームを入れる。

小さなスプーンでかき混ぜる。

昭和の家庭には、そんな風景がありました。

今では当たり前ですが、当時は新しい生活文化だったんですね。

「違いがわかる男」覚えていますか?

昭和のインスタントコーヒーといえば、テレビCMも忘れられません。

ネスカフェの、

「違いがわかる男」

というキャッチコピー。

懐かしいですね。

ネスカフェ ゴールドブレンドのCMで使われ、長く親しまれた言葉です。

音楽も印象的でした。

「ダバダ〜」というメロディーを聞くと、今でもコーヒーを思い浮かべる人がいるのではないでしょうか。

CMに登場するのは、どこか知的で落ち着いた雰囲気の人物。

コーヒーを飲むことが、

大人の時間を楽しむこと

として演出されていました。

インスタントコーヒーは、単に便利な飲み物というだけでなく、昭和のライフスタイルを象徴する商品でもあったんですね。

1967年、フリーズドライの登場!

さて、インスタントコーヒーには大きく分けて二つの製造方法があります。

スプレードライ製法。

そして、

フリーズドライ製法。

スプレードライは、コーヒー液を細かい霧状にして、熱風で水分を蒸発させる方法。

一方、フリーズドライは、コーヒー液を凍らせてから、真空に近い状態で氷を昇華させて乾燥する方法です。

昇華とは、氷が液体の水を経ずに水蒸気になる現象のこと。

フリーズドライは、香りや風味を保ちやすい方法として知られています。

日本では1967年に、

ネスカフェ ゴールドブレンド

が発売されました。

日本で初めてフリーズドライ製法を導入したコーヒーとして知られています。

これによって、インスタントコーヒーの味わいもさらに進化していったんです。

インスタントコーヒーは宇宙にも行った!

ここでちょっとした雑学です。

インスタントコーヒーは、

宇宙にも行っています。

1969年。

人類が初めて月面に降り立った、

アポロ11号。

このミッションにもネスカフェが同行していたと、ネスレは紹介しています。

宇宙では、地球上のようにコーヒーを淹れるのは簡単ではありません。

液体が無重力環境で飛び散ってしまうからです。

そこで、保存や準備がしやすいインスタントコーヒーが役立つわけです。

地球の家庭から宇宙へ。

インスタントコーヒー、なかなか出世しましたね(笑)。

インスタントコーヒーとレギュラーコーヒーは何が違う?

ここで基本的な違いを整理しておきましょう。

レギュラーコーヒーは、焙煎したコーヒー豆を挽き、お湯などで成分を抽出して飲みます。

一方、インスタントコーヒーは、すでに抽出したコーヒーを乾燥させたもの。

だからお湯に溶かすだけで飲めるんです。

ただし、

インスタントコーヒー=人工的なコーヒー

というわけではありません。

基本的には、コーヒー豆から抽出したコーヒーを乾燥させたものです。

また、インスタントコーヒーと、砂糖やクリームなどを混ぜたスティックタイプのコーヒーミックスは別の商品です。

この違い、意外と混同されているかもしれませんね。

最近のインスタントコーヒーは昔とは違う?

インスタントコーヒーは、長い年月をかけて進化してきました。

乾燥技術。

香りを保つ技術。

コーヒー豆の選び方。

そして製造工程。

さらに、細かく挽いたコーヒー豆を組み合わせた商品なども登場しています。

2013年には、ネスレ日本が「挽き豆包み製法」を採用した新しいタイプのコーヒーを発売しました。

コーヒーの抽出液に微粉砕したコーヒー豆を組み合わせることで、味わいや香りを追求したものです。

単に、

「お湯で溶ければいい」

という時代から、

「手軽だけど美味しい」

という方向へ進化してきたわけですね。

インスタントコーヒーは日本人の生活を変えた

考えてみれば、インスタントコーヒーが普及する前は、コーヒーを飲むのにもそれなりの手間が必要でした。

豆を挽く。

器具を用意する。

抽出する。

片付ける。

もちろん、その時間もコーヒーの楽しみです。

でも忙しい朝には、ちょっと面倒。

そこへ登場したのがインスタントコーヒー。

お湯を沸かすだけ。

仕事の休憩時間でも飲める。

家庭でも飲める。

職場でも飲める。

旅先でも飲める。

コーヒーを、

特別な飲み物から、日常の飲み物へ。

そんな変化を後押ししたのが、インスタントコーヒーだったのではないでしょうか。

インスタントコーヒーは「手抜き」ではない

最近は美味しいコーヒーにこだわる人が増えています。

自家焙煎。

ハンドドリップ。

スペシャルティコーヒー。

豆の産地。

焙煎度合い。

コーヒーの世界は、実に奥が深い。

でも、

インスタントコーヒーだって立派なコーヒーです。

むしろ、

たった数秒でコーヒーを飲めるようにした技術の結晶。

約100年以上にわたって、さまざまな研究者や企業が改良してきたものです。

そう考えると、

「インスタントだから手抜き」

なんて言えませんね。

便利さを実現するために、ものすごい手間と研究がかかっているんですから(笑)。

昭和のコーヒー瓶には、なんともいえない味わいがあった

最後に、ちょっと懐かしい話を。

昔のインスタントコーヒーって、ガラス瓶に入っているものが多かったですよね。

金色のラベル。

黒いフタ。

大きな瓶。

中には茶色いコーヒーの粒。

フタを開けると、ふわっと広がる香り。

そして、スプーンで一杯。

砂糖を入れて、ミルクを入れて。

あの時間が、なんだか良かったんですよね。

今は便利なスティックタイプもありますし、詰め替え用の商品もあります。

でも、昔ながらの瓶入りインスタントコーヒーには、ちょっとした昭和の雰囲気が残っています。

コーヒーの香りって、不思議と昔の記憶を呼び起こすことがあります。

家族が飲んでいたコーヒー。

職場の休憩室。

喫茶店。

受験勉強。

いろいろな思い出と結びついているんでしょうね。

まとめ:たった一杯のコーヒーに100年以上の歴史!

というわけで、今回はインスタントコーヒーの歴史について調べてみました。

その歴史を振り返ると、

1890年頃、ニュージーランドのデイビッド・ストラングが初期のインスタントコーヒーを開発。

1901年、日本人化学者の加藤サトリがアメリカの博覧会で水に溶けるコーヒーを紹介。

1903年にはアメリカで特許を取得。

20世紀初頭にはジョージ・ワシントンが商業化を進めました。

そして1938年。

世界恐慌によるコーヒー豆の大量在庫という問題を背景に、ネスカフェが誕生。

日本では1960年にネスカフェが本格販売され、昭和の家庭へ広がっていきました。

さらに1967年にはフリーズドライ製法のゴールドブレンドが登場。

こうしてインスタントコーヒーは進化してきたわけです。

普段、何気なくカップに入れている茶色い粉。

でも、その裏には、

発明家たちの工夫。

世界恐慌。

戦争。

科学技術の進歩。

そして昭和の日本人の暮らし。

そんな歴史が詰まっているんですね。

考えてみれば、すごいことです。

たった一杯のコーヒーから、世界史の話までできてしまう。

これだから雑学は面白い(笑)。

さて、この記事を書いていたら、コーヒーが飲みたくなってきました。

今日は豆を挽いて、ゆっくりドリップ?

いやいや、

インスタントコーヒーで十分!

お湯を注いで、サッと一杯。

100年以上の技術の進歩に感謝しながら、いただくことにしましょう。

ありがとう、また別の記事で。

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